研究

現時点のジツリキ

はっきり言って統計科学もかなり多様化してきているみたいで,私のような末端ユーザがフォローできる範囲は限られてくるだろう。それはおそらく生物系(とりわけ実験系)にいる人はそうだろう。だけども,実験系でこそデータ同化とかグラフ理論のような解析…

次世代ゲノム手法

北野さんのイトヨの研究は正直うらやましかった。着目している形質がかなり遺伝的に決定していて,その遺伝子のアリル頻度を野外でも調査できて,まさに(古典的な)集団遺伝学が仮定している適応遺伝子の野外での動態を調べられる素晴らしい系だと思った。…

ポスター発表

生まれて初めてのポスター発表。 難しいなぁ,「間」が。 いつ話し出すのか,どこまで話していいのか。 自分の研究内容は正直かなりマニアックで興味ある人しか聞きに来ない感じではあったけど,それでも「面白いね〜」と言われるとうれしい。もっと(似たよ…

素晴しい!

Q大に行った友人の研究結果を聞く機会があった。いやはや実に素晴しい内容でした。 スライドも素晴しかったし,というより面白かったし,内容も予測通りの結果が出ていてスゲーと驚愕せざるを得なかった。 自分は博士課程(というよりその後の山道の険しさ)…

Bolker et al. 2009 TREE vol.24の続き。

もちろん一概には言えないが,おおまなかな,,,おおまかな解析の手順が紹介されている。 固定効果・ランダム効果を決める。特に重要そうな交互作用だけも決める。だいたいランダム効果は5-6レベルが推奨,固定効果に対しては10-20ほど。 誤差構造とlink関…

生態学会

今回はネタの見通しもたたず,金と時間がない都合上行けなかった。行きたかったけど。。 来年は東京らしいし,集大成として頑張ろう。と思う。

これこれ

ん〜,これからますます普及していきそうですね。リンクGeneralized linear mixed models: a practical guide for ecology and evolution Benjamin M. Bolker, Mollie E. Brooks, Connie J. Clark, Shane W. Geange, John R. Poulsen, M. Henry H. Stevens a…

lek paradox

メスの(方向性)配偶者選択によって,オスの形質の遺伝的変異がなくなるにもかかわらず,メスがえり好みをする遺伝的利益はあるのか? メスの配偶者選択によってオスの形質の相加遺伝分散は減少するのに,子にとっての相加遺伝的利益に基づいてなぜオスを選…

訃報

http://www.gen.cam.ac.uk/About/News/mikespage.html卒論の際に引用論文にたくさん使わせていただいたMajerus氏が亡くなられたそうです。 先輩からあまり具合が良くないという情報は聞いていましたが、、、。 まだまだバリバリ研究できたでしょうに。 ナミ…

全然ダメですな。

結果が出ないこともさることながら,あまりに研究に対する計画性や方向性がなさすぎると改めて実感した。もっと情熱を持って,きちんとしたデータをとらねば。学会はおろか卒業も危うくなるな。

フィールド生態学と数理統計

という研究集会に行ってきた。最近,あんまいいことがないので半ば強引に,というか気分転換もかねて。階層ベイズを使ったり,CARモデルを使ったりいろいろ刺激的な内容でした。野外データにも関わらず莫大な量のサンプルを集めていて,すげぇーと思った。そ…

熊本・福岡にサンプリングに行った。予想以上にあまり採集できなかったが,まぁこんなもんだろう。やはり場所と機動能力は重要。あと時期ですね。

気になる論文

寄主探し

いない。実家付近の畑を探したが,食痕すらなかった。。。

JEBより

Bayesian approaches in evolutionary quantitative genetics. R. B. O’HARA, J. M. CANO, O. OVASKAINEN, C. TEPLITSKY,& J. S. ALH (2008) 進化量的遺伝学分野でのベイジアンなアプローチのレビュー。 確かに、量的遺伝学は伝統的な頻度論的アプローチでな…

しまりまくり。

これはどーゆーことでしょうか。。。 もはやわかりません。

モデル選択

モデル選択が最近流行り、さまざまな場面で聞くけど、実際に使っている論文に未だ出会ったことはない。って、大して論文読んでないからだろうな。

Nature 452,348-351 Winners don't punish Anna Dreber, David G. Rand, Drew Fudenberg & Martin A. Nowak Nowakさんの論文がまたまた出ました。何本Natureやscienceに載せれば気がすむのだろう。まぁ、共著だけど今回は。 今回の話は実験経済学的な話。学…

今週は

ヒトでもって、協力行動の進化を研究した論文が2大ジャーナルに掲載されていた。読んだら、まとめよう。

科学に必要な3つのポイント

経験的知識 客観的知識 実験データ うーむ、なるほど。

PCR

ポリメラーゼ連鎖反応. PCRを利用して多くの遺伝解析がなされている. 特に最近はリアルタイムPCRがよく解析に使われている. 簡単に勉強した限りでは,蛍光標識した目的の遺伝子を経時的に測定し,その蛍光量とサイクル数から逆算し,目的の遺伝子量を探る…

メモ

事実と意見の違い 事実は二価。対して、意見は多価。 事実は真か偽。逆に、意見(推論、仮説、理論など)は千人千色。

遺伝的研究

WEシンポ 昨日の話は非常に有用な話で、教科書的なきれいな話だった。説明も丁寧で、教科書を見ているようだった。来年度からの研究に備え、またcellを読み直す必要がありそう。以下メモ サザン ノーザン DD法 定量RT-PCRの欠点 variant エキソンの変異? RA…

Cfのオスとメス

Cfはオスにもソルジャーがいて、オスとメスでstrategyが違う。 オスは胚子時に液性因子を分泌し、他種を駆逐。 メスは幼虫期に物理的攻撃をする。オスより強い。さらに、相手に応じてソルジャー数を増やせる。 メスの攻撃は、相手が4匹目当りから減少。顎か…